便秘の症状を解説!慢性化で辛くなる前に

健康上の問題で便秘に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
お腹が張ったり排便がスムーズにできなかったりなど以外に、人によっては日常生活に支障が出るほど重症化するケースもあります。

ここでは便秘の症状を解説し、セルフケアの方法などについて紹介します。

目次
* そもそも便秘ってどんな症状
* 毎日辛い便秘の原因とは
* もしかしたら過敏性腸症候群の疑いも
* 病院でも診てもらえる 便秘の治療法とは
* セルフケアで便秘は解消できる

そもそも便秘ってどんな症状

一般的に排便が週3回未満の場合に便秘と言われます。
これはあくまで一般的にいわれる排便回数の基準で、排便の頻度には個人差があるのも事実です。
1日に数回排便する人もいれば、2日〜3日に1回という人もいます。

3日に1回でも排便の頻度に満たないからと言って、一概に便秘とは言えません。
それが長い間の習慣になっていて、特に苦痛がない場合は便秘と考えない場合もあります。

便秘は排便の回数以外の症状も伴います。
1日に1回トイレには行くものの、便がなかなか出なかったり排便時に強いいきみを必要としたりする場合は便秘の可能性があります。
また、出るには出るが、少量の便しか出ずに残便感があったり、腹部の膨張感や排便時の不快感などがあったりする場合も便秘の症状と言えます。

毎日辛い便秘の原因とは

便秘の原因としていくつか考えられます。
まず、第1の原因としては胃や腸などの消化器官の疾患によって消化された食べ物の通り道が塞がれているなど、消化器官の形に異常が出ている場合です。
大腸がんなどの病気が考えられます。

第2の原因は、ストレスや生活習慣の乱れによるものです。
職場での人間関係や睡眠不足など、日常的にストレスを受け、うまく解消できていないと自律神経が乱れます。
自律神経が乱れると消化器官の働きが弱まり、結果的に便秘に至ることになります。

また、偏った食事は食物繊維や乳酸菌など便秘を防ぐ栄養素を摂取する機会を減らしますし、運動不足は消化器官の働きを鈍くさせる原因になります。

第3の原因は、薬の服用による副作用です。
薬の服用には期待した効能だけでなく副作用を伴うことがしばしばあります。
副作用として便秘を引き起こす薬もあります。

第4の原因は内科系の疾患に伴って起こる場合で、たとえば糖尿病です。
糖尿病は神経障害を引き起こします。
これは手足のしびれや麻痺、感覚が鈍くなるなどの症状とともに、下痢や便秘を繰り返す消化器系の不調にもつながります。

以上のように便秘の症状はさまざまで、これらの原因が複雑に絡み合って発症するケースもあります。
その場合は、単一の原因に対処しても便秘が解消されないこともありえます。

もしかしたら過敏性腸症候群の疑いも

消化器官の病気やストレス、生活習慣の乱れを原因とする便秘の他にも、敏感性腸症候群(IBS)による便秘の可能性もあります。

IBSとは便秘または下痢を繰り返す病気のことです。
IBSには「下痢型IBS」「便秘型IBS」「混合型IBS」と、そのいずれにも該当しない「そのほか」の4タイプがあります。

各タイプは便の形状によって分類されています。
下痢型IBSの場合は水分を多く含んだ泥状・水状の便が出るのが特徴です。
一方で、便秘型IBSの便は水分が少ないのが特徴で、硬くてコロコロしています。

混合型は、下痢型の便が出たかと思うと便秘型の形状になったり、下痢型と便秘型が混ざったりする症状が見られます。

病気も見つからず、特に過剰なストレスや生活習慣の乱れがない場合はIBSを疑ってみましょう。

病院でも診てもらえる 便秘の治療法とは

便秘は病院でも診察してくれます。
便秘の症状を引き起こす病気が存在する可能性があるからです。
診療によって消化器官や内科系の病気が見つかれば、その病気の治療の過程で便秘も解消されるでしょう。

診療の結果、主だった病気が見つからなかった場合には、病院等で処方された薬による治療や、運動療法、食事療法、排便習慣をつけることなどが一般的な療法です。
診療した医師から、その人の便秘症状に合わせて適切な治療とアドバイスを受けられるでしょう。

治療薬には、腸の動きを促すタイプと、便をやわらかくするタイプがあります。
腸のぜん動運動を刺激するタイプの薬としては、その主な成分としてセンノシド、センナ、ビサコジルなどを含有しています。

便をやわらかくするタイプの薬は、腸管内の水分分泌を促して便をやわらかくし、通りやすくする「グアニル酸シクラーゼC受容体作動薬」や「クロライドチャネルアクチベーター」などがあります。

これらの便秘薬は副作用もあることから、医師や薬剤師の注意を聞いて服用する必要があるでしょう。

運動療法は腸のぜん動運動を促します。
バランスの良い食事への改善は腸内環境を整えることにつながり、便秘解消が期待できます。

また、排便習慣は朝食後などにトイレに行く習慣を作るものです。
便意がなくても便座に座る習慣を作ることで徐々に便意を感じ始めるようになり、便秘解消が期待できます。

その他、ストレスが原因で便秘が起きている場合には心理療法という手段もあります。
カウンセリングによりストレスを軽減することができれば、自律神経が整って腸の運動が正常に戻って便秘の解消につながります。

セルフケアで便秘は解消できる

自分でできる便秘の解消法は、生活習慣の改善が中心となります。

まずは食生活の改善が大切です。
野菜や海藻類などに多く含まれる食物繊維を摂取しましょう。

食物繊維には、水によく溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は、主に果物や葉物野菜、海藻類に多く含まれ、腸内の善玉菌を増やす効果が期待できます。

不溶性食物繊維は、主に大豆やごぼうなどの根菜類、きのこ類などに多く含まれ、便の量を増やす効果があります。
両方の食物繊維を意識して摂取することで便秘になりにくくなります。

さらに、味噌や漬物、ヨーグルトなどの発酵食品も便秘解消に有効です。
発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの微生物には、腸内の善玉菌を増やして便秘になりにくい腸内環境へと整える効果が期待されます。

そして、水を飲むことも重要です。
体内に水分が少なければ、便に含まれる水分も少なくなり便秘になりやすくなります。

このように食生活に気をつけることで便秘の解消が期待できますが、一度に全部食生活を見直すとなると大変です。

そこで、サプリメントを上手に活用してみましょう。
善玉菌を増やす乳酸菌や食物繊維を含むサプリメントなど、食生活の改善と合わせて服用することで便秘の症状緩和につながりやすいでしょう。

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