糖尿病の原因まとめ!血糖値の仕組みを理解して対策

糖尿病は、さまざまな合併症を引き起こすリスクのある怖い病気です。
そのため、糖尿病にならないために、血糖値の仕組みや原因を理解して糖尿病対策の正しい知識を身につけておくことが大切です。

今回は、糖尿病の心配があるという人のために、糖尿病の原因について解説していきます。

目次
* まずは血糖値について理解しよう
* 食後は誰でも血糖値が上昇する
* 糖尿病とは血糖値がずっと高いままの症状
* 糖尿病の原因1.すい臓のβ細胞が破壊される
* 糖尿病の原因2.生活習慣の乱れ

まずは血糖値について理解しよう

血糖値とは、血中に含まれるブドウ糖の割合のことです。

穀類や果物といった炭水化物を摂取すると、取り込まれた糖質は体内でグリコーゲンと呼ばれるタンパク質に変化し、エネルギーとして筋肉などに蓄えられます。
その後、ブドウ糖に変わり、血液に入ると全身の細胞に運ばれていきます。

食後は誰でも血糖値が上昇する

食事をすると、血中のブドウ糖がエネルギーに変換されるため、摂取した糖質の量にかかわらず誰でも一時的に血糖値は上昇します。
しかし、それと同時にすい臓から血糖値を下げる働きのあるインスリンが分泌されるため、上昇した血糖値は下がっていくのが通常です。

血糖値を上げる物質には、アドレナリンやグルカゴン、コルチゾール、成長ホルモンなどがありますが、下げる働きを持つものはインスリンだけしかありません。
インスリンはすい臓から作られる体内ホルモンで、血糖値を下げることができる唯一の物質です。

インスリンが血糖値を下げることができるのは、すい臓にあるβ細胞と呼ばれる組織が大きく関わっています。
このβ細胞は血糖値の上昇を素早く感知するとインスリンを分泌させます。

分泌されたインスリンは、臓器に行き渡った血糖を取り込み、エネルギーとして利用したり細胞の増殖に使用したりして血糖値の減少に貢献するのです。

このように、健康的な人であれば常に血糖値を一定に保つことができるシステムが当たり前に備わっています。

糖尿病とは血糖値がずっと高いままの症状

食後にインスリンの分泌量が低下したり、その働きが悪くなったりするなどして血糖をうまく細胞へ取り込むことができないと、血糖値が下がらない状態に陥ります。

血糖値が高いままでいると、血液が濃くなり、脱水症状をはじめ、糖尿病、心筋梗塞、肝硬変といった病気を引き起こすリスクが上がり、さらに高血糖状態が長く続くと、全身の血管がダメージを受けることになってしまいます。

これは、血管と神経が高血糖によって侵され、全身にある臓器に十分な栄養供給が行われず機能に障害が起きてしまうためです。

これにより引き起こされる主な合併症には、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害などがあります。
これらは慢性合併症と呼ばれ、すべて細い血管に起こる病気です。

糖尿病網膜症は、網膜にトラブルが起こるもので視力障害の引き金になります。

糖尿病腎症は腎臓の働きが低下し体内に老廃物がたまる病気で、糖尿病神経障害は発汗異常といった自律神経障害や手足のしびれといった末梢神経障害などを引き起こす病気です。

このほか、慢性合併症には脳梗塞や心筋梗塞など太い血管に起こる病気もありますし、極度のインスリン不足によって起こる急性合併症には意識障害などの症状が出る糖尿病ケトアシドーシスなどがあります。

糖尿病を放置するとさまざまな合併症の危険性があるため、早急に対処することが重要です。

糖尿病の原因1.すい臓のβ細胞が破壊される

糖尿病が起こる原因として、すい臓のβ細胞が破壊されることがあげられます。

これは、1型糖尿病と呼ばれるもので、リンパ球が誤ってβ細胞などを攻撃する自己免疫によるものが主な原因です。
1型糖尿病を患うとすい臓でインスリンを分泌することができないため、体内にあるブドウ糖を細胞に取り込めなくなります。
そのせいで血糖値が上がり、糖尿病を発症してしまうのです。

1型糖尿病は、糖尿病患者の約5%です。
なぜ自己免疫がβ細胞を破壊するのかについては詳しい原因はわかっておらず、すい臓移植やインスリン注射といった治療法が用いられるのが一般的です。

糖尿病の原因2.生活習慣の乱れ

糖尿病患者の約95%が発症するといわれているのが、2型糖尿病です。
カロリー過多や偏食、飲酒など、主に生活習慣の乱れによって引き起こされますが、遺伝で起こることもあり、発症に関係する危険因子はさまざまです。

2型糖尿病が起こるメカニズムは、インスリンの過剰分泌が大きく関係しています。
血糖値が高い状態が続くと、β細胞は血糖値を調整しようとインスリンを常に分泌し続けます。
これによってすい臓に大きな負担がかかってしまい、最終的にはインスリンの分泌量が少なくなったり出なくなったりしてしまうのです。

2型糖尿病には原因となり得るものが多々ありますし、日本人はインスリンの分泌能力が少ないため、もともと糖尿病になりやすいといった特徴があります。
そのため、過食や飲酒といった糖質を摂り過ぎるような生活を続けていると糖尿病の確率を高めることになってしまうのです。

食生活以外では、喫煙や運動不足にも気をつける必要があります。
喫煙はブドウ糖の代謝を高めるビタミンCを破壊しますし、運動不足は糖の消費量を低下させるからです。

糖尿病を防ぐためには、糖質を制限するだけでは足りません。
食生活はもちろんのこと、適度な運動を取り入れるなど生活習慣を改善して、適正な血糖値を維持できるようにすることが重要です。

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